El Oriente導入で一番変わったものの一つに、南蛮交易の導入が上げられます。南蛮交易の場合、基本的に交易品を買って日本3港で日本産品と交換するわけですが、交換レートが1:1であることはほぼなく、満載するために東南アジアを中心に何度か往復することになります。そこで仕入発注書を大量に使うわけですが、これまでは
- カテゴリー1: 生産系、インド香料交易でのサイカク購入など
- カテゴリー2: 生産での工業品系購入。行きの酒類購入など。
- カテゴリー3: 行きのマスケット・織物系購入やインドでのベルベット生産
- カテゴリー4: 香料・香辛料・宝石購入
が中心でした。
しかし、南蛮交易導入により、できるだけ日本から近いところで、かつ交換レートがよいものを購入するために大量使用されるようになったこと、また、造船R15→R16に育成するプレイヤーの一時的な増加、インドでのベルベット生産に修正が入ったことなどから、それぞれの需要が大きく異なってきているのが現状です。
今回、その需要の変化が価格に現れている仮定で、それぞれグラフ化してみました。期間は2009/12/01〜2010/1/5、ただし、それぞれ平均を切り捨てたもので、中央値ではありません。よって、売る気のない価格で大量に置かれていた場合や処分価格品があった場合にそれらの外れ値に引きずられている可能性が高いので、あくまで参考です。
このグラフで分かるのは、やはりベルベット下方修正によるカテゴリー3の価格下落でしょう。また、カテゴリー1は、南蛮交易でトウモロコシ(@テルナーテ)、サツマイモ(@バンジェルマシン)の購入のために大量使用されるため、一気に平均価格が上がっています。特にEurosでは、南蛮交易が徐々に解禁になっていった12/17以降、特に12/29までは東南アジアが、12/31までは東アジアが安全海域で南蛮交易がしやすかったことから、最安27,159D(12/1)から最高112,238D(12/29)への暴騰を見せています。NotosやZephyrosでは、12月中旬に東アジアが無法海域だったために価格変動が少なかったのですが、これも解除以降、徐々に伸びている感じです。
カテゴリー2に関しては、当初、ターキッシュガレー造船による過剰供給で一時的に価格が下落していたのですが、食料品の大量納入に伴って東南アジアで買えるコーヒー(@ジャンピ)や硫黄(@クチン)の交換レートが相対的に良いことなどから、価格を持ち直してきています。
最後にカテゴリー4ですが、こちらはやはり香辛料・宝石の交易が1回の売上げそのものは大幅に劣るものの、1回当たりの手間を考えればお手軽なのでそれなりに続いているからでしょうか、ほぼ横ばいになっています。多くの人が南蛮交易に集中しているように見えて(実際に集中しているとは思いますが)、その手間に見切りをつけてこれまでの稼ぎ方に戻っている人がそれなりにいるということでしょうか。
コメントする