第50回大海戦で感じた4つの問題点

　1つめについては、個人的にはそこまでマイナスではないと思います。これまでのバランスを踏襲するなら16門砲などの火力の底上げが必要だと思いますが、それがないとしてもより砲撃連携密度を上げればいいって話になると思うので。

　問題はそれ以降ですかね。まずは船が高い件について。
　以前にも少し触れましたが、小型ですらそれなりの性能のものを求めれば原価が30M↑になるのは問題かと思います。ガンボート☆5の場合、強化砲門・直撃阻止つきの耐久・装甲upを中心に狙えば、レシピ次第だとは思いますが、小型で自前生産しやすい船体・帆・砲門を除いたとしても

• 火薬庫
• 提督居室
• マストトップ
• 強化ロープ×4〜5
• 解体道具一式×2

くらいは必要でしょう。全部バザーで揃えるとすると、海戦前相場だとマストトップが8〜10M、強化ロープが1.5M前後、それ以外が4M前後でしたので、上記部品だけでも8+1.5×5+4×4=31.5M必要になります。これに加え船体分の原価、そして造船原価で〜2M程度必要ですので、軽く計算して32〜35Mくらいは原価として必要になるでしょうか。完成品がだいたい50M位で出回っていましたが、それも決して高いといえる数字ではないですね。戦闘レベル52くらいまでは貯金が20M前後だった私、当時なら絶対に出せない金額だと思います。それとも南蛮交易で稼げってことなんですかね。南蛮交易って、実は高速船と高R取引スキル、割と多めの仕入れ発注書が必要で、中型くらいまでしか乗れない層には敷居が高いと思うんですが。

　船枠については、既存4枠にドック1枠、大海戦3連戦すれば最低3隻に副官船枠が1枠必要になります。通常、これに加えて交易用の船はだいたい持っているでしょうから、この時点でドックも含めた5枠が埋まってしまいます。私の場合、別途模擬用と実戦用の装甲戦列艦と底模擬用の装甲戦列艦を持っていましたので、これらの操船熟練度を維持しようとすれば事実上共有倉庫への支払いが必須になります。有料な上に、倉庫に入れると名前がリセットされるのは、明らかにバグだけど修正がめんどいから仕様にしておこう作戦なんでしょうね。私もたまに仕事でそれをやるんで。

　副官船については、倉庫拡大で洋上補給艦の必要がほぼなくなりました。戦闘に出られない層が大海戦に参加する機会を潰されたのは非常に遺憾に思います。何よりも副官船で問題なのは、副官船と入れ替えて船のクラスチェンジをすることで、非常に容易に戦闘回避状態を作り出せることです。これまでNPC狩り艦隊が対人艦隊に仕掛けられそうになった場合は解散して回避するケースがありましたが、これは解散→再編成の時間ペナルティがあるのでありだとは思います。しかし、副官船の入れ替えについては、ほぼノーリスク・ノーコストで戦闘回避できてしまうので、きわめて効率よくNPC狩りができてしまいます。実際、2日目はNPC専門艦隊がMVPだったようですが、これはギスギスする対人よりもNPC狩り推奨ってことでしょうか。仕様であれば受け入れざるを得ないわけですが、あまりにもクソ仕様だと思います。

　最後に甲板戦について。これは賛否両論で敢えて是非は書かないことにします。戦闘回りが刷新されて、「新しい仕様」として導入されたのだからそれに適応すべき、という意見も確かに正論ですし、分断した状態でさっさと甲板戦に入り、分断された援軍が入れないようにするのも戦術の一つだとは思うので。
　ただ、2戦ほど負けたもののほぼフルボッコにしておいていうのも何ですが、白兵と違って撤収できる機会が全くないのはどうなんですかねぇ。圧倒的に不利な状況で不利な側が諦めればいいのですが、走り回って時間稼ぎをされても双方の同意がなければ撤収できず、5分近く無駄にかつ不本意に運動会をする羽目になりかねないわけで、せめて撤収できる機会は欲しいですね。

　こんなところで、かなりアラがあるように見えましたがどうなんでしょう?　なんか猛烈に大味に感じたのですが、艦隊内反省会でも大味だという意見があったので、私一人だけの意見でもないかと思います。